【Re: 鉄骨ALCの雨漏り】 by 雨漏りバスター No.212
はじめまして子羊さま。
まず、ALCの雨漏り対策についてお話します。
ALCは多孔質の軽量コンクリートで通気性に優れています。
さらに地震などから建物が受けるムーブメントを外壁同士の隙間で吸収する特徴がありますので、いわば揺れされる建物ですね。
ALCはALC同士をあいじゃくり(凹凸)させて繋いでいるのでそのもの自体で雨漏り対策を担っており、一次防水はシーリング材となります。しかし防水シートなどの二次防水の役割を担うものがないので、そこが唯一の弱点です。
よって、ALCの雨漏りは、シーリング対策しかしていないサッシ周りに問題がおきやすいです。なぜなら、シーリングの耐用年数は5~6年だからです。シーリングが割れたりすれば漏れる確立は高いです。
図のように、最低限必要な補修範囲を囲んでみますと、赤が危険箇所、青が検討要箇所です。これらをあわせると、外壁のおよそ1/3を占めていることがわかります。
つまり、結論から言えば、部分補修にかかる費用がライフサイクルコストの面でいえば不利なほど広範囲の補修が必要な状態といえます。
ただし、最低限の補修で済ませたいということであれば、シーリング材の増し打ちで大丈夫だと思います。
私の概算では、この一面にあるALC目地のm数はおよそ250m~300mくらいだと思います。仮に足場をかけてシーリングだけ施工した場合、\200,000-あれば良いでしょう。
二年後に外壁改修を設定して、今回はシーリングのみ、という考え方でいくか、仮設足場をかけるなら一度にやるか、ご予算の都合になると思います。
ALC外壁の改修には、JIS A6021 高弾性壁面防水化粧材を使ってください。10年保証も取れます。こちらの施工は¥400,000-くらいでしょうか。
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